酸素療法装置の要点

スポンサーリンク
計算は式1本(総流量=酸素流量×79÷(濃度−21))、知識は吸着型と膜型の対比ハイフローの5項目です。 → 酸素療法装置の過去問と解説

① ベンチュリーの計算は式1本

総流量 = 酸素流量 × 79 ÷(酸素濃度% − 21)

「酸素100%のガスを、空気(21%)で薄めて目的の濃度にする」ときの混合比から出てくる式です。79は100−21。
過去問計算答え
40%で総流量40L/minにしたい(第30回)40 = 酸素流量 × 79 ÷ 19酸素流量 ≒ 10 L/min
28%・酸素4L/min(第32回)4 × 79 ÷ 7総流量 ≒ 45 L/min
35%・酸素8L/min(第32回)8 × 79 ÷ 14総流量 ≒ 45 L/min
コツ:濃度が21%に近いほど、少ない酸素で大きな総流量が作れる(分母が小さくなるから)。24%・4L/minなら約105L/minにもなります。逆に50%だと10L/min流しても約27L/min。この感覚があれば計算前に選択肢を絞れます。

② 酸素濃縮器——吸着型と膜型の対比

項目吸着型膜型
しくみゼオライトが窒素を吸着して酸素を残す酸素富化膜(中空糸)を通す
酸素濃度90%程度40%程度(「90%以上」は✕)
供給流量3〜5L/分程度(「20L/分以上」は✕)
共通安全性はJISで規定(◯)同じ
ワナは吸着型の性能を膜型に持たせる作り(ゼオライト・90%はどちらも吸着型の話)。「吸着型=窒素を捕まえる高性能、膜型=ふるいに通すだけの控えめ」と対で覚えます。

吸着型の構成要素として吸着筒・冷却装置・防塵フィルタ・真空ポンプ・サージタンクが全部含まれる、と出題されたこともあります(第30回・正解なし扱いになった問題)。

③ ハイフロー療法の5項目

項目正しい内容
最大流量約60L/分(「最大20L/分」は✕)
吸入気酸素濃度21〜100%の任意の値を設定できる
解剖学的死腔ガスを洗い流す効果がある
PEEP効果期待できる
加温加湿加温加湿器を用いる(人工鼻は使えない)
人工鼻は患者自身の呼気の熱と水分を再利用する道具。ハイフローは大量の新しいガスを流し続けるので、呼気を拾えず人工鼻では追いつきません——理屈ごと覚えれば迷いません。

→ 過去問で確認する

酸素療法装置の過去問と解説はこちら

生体機能代行装置学
ME国家試験
MEトップページ

コメント

タイトルとURLをコピーしました